冬が来る前にバッテリーをチェック
2022年10月3日
一般道路のトラブル理由NO.1!定期的な点検でバッテリー上がりを予防しましょう
バッテリー上がりを予防して安心ドライブ!カーバッテリーは消耗品、適切なタイミングで点検・交換することで快適なドライブを実現します。
3年以上交換していないバッテリーは要注意!2021年度の一般道路でのJAFロードサービス出動理由の第1位はバッテリー上がり[過放電バッテリー]で、全体の約35%と高い割合を占めています。突然のバッテリー上がりを防ぐには定期的な点検が重要です。
車でのバッテリーの重要性
バッテリーが無いとクルマは走らない!カーバッテリーはエンジンの始動やエアコン・カーナビなどの電装品を動かすための電力を供給する大切なパーツです。
カーバッテリーとは
クルマに搭載されているカーバッテリーは繰り返し充電/放電できるタイプのもので、エンジンの駆動を利用してオルタネーター[発電機]を回転させて、その発電で充電します。
カーバッテリーの働き
バッテリーの大きな役割のひとつはエンジンの始動です。モーターを回転させて、燃料と空気の混合気に着火させてスタートさせます。エンジン始動はバッテリーにとって大きな負荷ですが、炎天下や寒冷地などの過酷な環境下であっても確実にエンジンを始動させなければならないため、常に正常にバッテリーが働くことが求められます。
一度エンジンが始動すれば、バッテリーからではなく、オルタネーターの発電によってエアコンやヘッドライト・照明などの電装品に電力が供給されます。しかし近年ではカーナビ・カーオーディオやドライブレコーダーなど、電力を必要とするデバイスが増えています。また頻繁にエンジンの停止や始動を繰り返すアイドリングストップ車は、通常のガソリン車に比べてバッテリーからの電力供給が多く必要となります。
オルタネーターの発電でまかないきれない電力はバッテリーから供給されることになるので、バッテリーの負担はさらに大きくなります。バッテリーの役割はより重要なものとなっているのです。
カーバッテリーの寿命や消耗について
バッテリー上がり
身近で言えば、スマートフォンの充電切れの状態。バッテリーに蓄えられていた電気が少なくなった[または無くなった]ために十分な電圧が得られない状態で、この状態ではエンジンの始動が不可能となります。バッテリーの発電量に対して使用する電力量が上回る「過負荷」の状態が続くと、バッテリーが上がる危険性が増します。
電力消費量が多い代表的な電装品
エアコン・熱線[リアデフォッガー]・ヘッドライト・ブレーキランプ・ワイパー・カスタムされたカーオーディオなど
特に渋滞などでエンジン回転数が低下している時に、多くの電装品を使い続けるとバッテリーが上がりやすくなります。
バッテリー上がりを防ぐには?
定期的にクルマに乗って十分な電力をバッテリーに充電すること、そして定期的な点検でバッテリーの状態を確認することが重要です。
バッテリー劣化の兆候
バッテリーの性能が低下してくると、エンジンのかかりが悪くなる、停車時にヘッドライトが暗くなるなどの症状が出てきます。アイドリングストップ車ではバッテリーの負荷軽減のためアイドリングストップ機能が停止する症状が出てきます。一度でもバッテリーあがり[過放電]になると、バッテリーそのものの寿命が短くなるので注意が必要です。
バッテリー上がりの原因
バッテリーそのものの寿命・電装品の過剰使用・ライトの消し忘れ・長期間使用していない
カーバッテリーの交換時期の目安
バッテリーの平均寿命と交換時期
ガソリン車のバッテリー・アイドリングストップ車のバッテリー共に、バッテリーは消耗品です。使用環境によって大きく左右しますが、寿命は一般的に2年から3年です。突発的なトラブルを避けるために、これといった不具合がなくても予防整備として車検ごとに交換される場合も少なくありません。もちろん少しでもバッテリーの劣化を感じたら早めの点検や交換をおすすめします。
バッテリー交換のタイミング
交換の目安は2年~3年
・エンジンのかかりが悪くなった
・止まった時にアイドリングストップしなくなってきた
・アイドリングストップの警告灯が点灯した
・停車時にヘッドライトが暗くなった
バッテリーが上がってしまった時の対処方法
バッテリーが上がってしまった場合は、出先であれば加入しているロードサービスを呼びましょう。その他に、ブースターケーブルを使用して他の車から電気を借りてエンジンの始動を試みる「ジャンピングスタート」という手段もあります。最近ではジャンピングスタートに対応したポータブルバッテリーも販売されていて、他の利用方法もあるので人気となっています。
カーバッテリーの選び方
バッテリーの選び方
バッテリーにはクルマに合わせて様々なサイズ・容量があります。例えばバッテリー本体上面のラベルに「M-42」や「44B19L」などのJIS[日本工業規格]に基づいた規格が表記されていて、性能ランクや短側面のサイズ・長側面のサイズ・端子の位置を表しています。その他にも輸入車では「563-18」などのDIN[ドイツ工業規格]に基づいた規格など、それぞれの工業規格に基づいた規格が表記されています。
選び方のポイントとしては、純正バッテリーと同じかそれ以上のものを選ぶことが重要です。性能ランクの低いバッテリーに置き換えてしまうとバッテリーが上がりやすくなってしまったり、バッテリーの寿命そのものが短くなることがあるのでおすすめしません。新しいバッテリーを購入するときは、愛車を確認して規格に合った製品を選びましょう。
バッテリーの種類
カーバッテリーは車種によって適合するサイズが決まっています。またクルマの乗り方や使い方に合った様々な製品がラインナップされています。構造によってメンテナンスの頻度や方法が異なるのだけでなく、ハイブリッドカーやアイドリングストップ機能搭載車専用に設計されているものもあり、愛車に最適なバッテリーを選ぶことが可能です。
代表的な種類
・一般的な標準タイプのバッテリー
・メンテナンスの頻度が少ないメンテナンスフリーバッテリー
・高負荷を考慮したアイドリングストップ機能搭載車専用のバッテリー
・駆動用のモーターを回すためのハイブリッドカー専用のメインバッテリー
・ハイブリッドシステムを起動するための補機用バッテリー
注目の新製品
パナソニック オートモーティブシステムズ カーバッテリーcaos – カオス
2022年10月初旬順次発売、アイドリングストップ車用・標準車[充電制御車]用の2タイプをリニューアル。アイドリングストップ車用は従来品の約1.5倍の寿命を実現。アイドリングストップ車用・標準車[充電制御車]用ともに輸送時の液漏れリスクを軽減した新構造の液口栓を搭載、従来品に比べて傾きによる液漏れ発生率を約70%削減しています。
さらに、バッテリーが上がってしまった時に24時間365日レスキュー隊が駆けつけてジャンピングスタート
[エンジンが始動しない場合はレッカー移動]を行ってくれる、無料の「caos路上支援サービス」も付いているので
安心です。※Q4/J8 シリーズを購入・搭載した車両に限ります。
詳しくはこちら↓
caos 標準車(充電制御車)用 【C8/J8シリーズ】 | パナソニックカーバッテリー | Panasonic
カーバッテリーの点検と交換
自分でできる点検方法
まずはバッテリーを確認してみましょう、今すぐに目視でチェックできる項目です。
補水タイプバッテリーは側面に図の様な線があります。液面がその線と線の間・半分以下に低下していたら要注意、バッテリー液の補充が必要です。車によっては補水の必要がないメンテナンスフリー[補水不要]バッテリーへのグレードアップも可能です。※メンテナンスフリー[補水不要]タイプは目視できません。
ターミナル端子の周辺に白色や青色の粉が付いていたら要注意、電気の流れを弱めて性能が損なわれる可能性があります。粉が付いていた場合は体に害があるため触らずプロにお任せください
ターミナル端子部にゆるみが無いか確認してください。ゆるみがある場合は正常に電気が流れず十分に充電が行われないことがあります。
オートバックスの点検方法
オートバックスはバッテリー点検いつでも無料!測定器・バッテリーチェッカーを使用してバッテリーの充電状態を診断、結果をお知らせします。点検にかかる時間は15分~、「ピット作業のついで」「バッテリー点検のみ」もOK、気軽にお申し付けください。
・バッテリー劣化の兆候をみる
バッテリーの性能が低下してくると、エンジンのかかりが悪くなる、停車時にヘッドライトが暗くなるなどの症状が出てきます。アイドリングストップ車ではバッテリーの負荷軽減のためアイドリングストップ機能が停止する症状が出てきます。一度でもバッテリーあがり[過放電]になると、バッテリーそのものの寿命が短くなるので注意が必要です。
・バッテリーの電圧を診断する
バッテリーテスターで電圧をチェックします。バッテリーだけでなく発電機であるオルタネーターや電圧を調整するレギュレーターの不具合の可能性も診断できます。
・バッテリー液の減りを確認する
バッテリー液は電気分解によって蒸発するので、使用しているうちに液面が低下してきます。バッテリーケースに示されたアッパーレベル[最高液面積]とロアレベル[最低液面積]の間にバッテリーの液面があれば正常で、不足している場合はバッテリー液を補充します。補充には必ずバッテリー補充液[精製水]を使用します。もしも補充が頻繁に必要ならバッテリー交換をおすすめします。メンテナンスフリーバッテリーについてはインジケーターでバッテリーの比重や液量を確認することができます。
自分でバッテリー交換
・車種に適合するバッテリー
・スパナなどの工具類
・メモリーバックアップバッテリー
・ゴム手袋
・保護メガネ
・必要に応じてターミナルを清掃するためのワイヤーブラシやサンドペーパー
などを用意しましょう。
オートバックスのバッテリー交換
最近のクルマは不用意にバッテリーを外すと警告灯が点灯するなどの不具合が発生する可能性があります。また交換作業終了後に初期化などの設定が必要となる場合もあるので、交換の手順を間違うとトラブルに直結します。少しでも不安を感じたら経験豊富なプロのメカニックに任せるのがベターです。
オートバックスでバッテリー購入時の交換工賃は 税込1,100円~。古いバッテリーの破棄費用も含まれています。作業にかかる時間はおよそ10分~です。無料でバッテリーの診断も実施しているのでお気軽にご相談ください。
※バックアップ・初期化が必要な車両、特殊作業が必要な車両、ハイブリッド車などでは作業時間が10分~よりも長くかかります。
ハイブリッド車のバッテリー交換
駆動用のモーターを回すためのハイブリッドカー専用のメインバッテリー、ハイブリッドシステムを起動するための補機用バッテリー、どちらも交換可能です。
ハイブリッド車のメインバッテリー[走行用バッテリーまたは駆動用バッテリー]には寿命があります。モーターでの走行時間が短くなった・燃費が悪くなった、などの症状がでたら交換のサインです。警告灯が点灯する前に点検・交換をおすすめします。ガソリン車のバッテリーに相当する「補機バッテリー」の交換も可能です、お気軽にお申し付けください。
魅力的な特徴を徹底的にご説明&納得できる買い物のお手伝いをさせていただきます。バッテリーの点検・購入・取付のこともオートバックスへお気軽にご相談ください。